サイトの立ち上げにあたって
Twitter、note、Qiita。匿名掲示板に投稿サイト。色々と渡り歩いたけれども、「書きたいことをまとめて書きやすい」のは結局個人のブログなのだろうと思う。
生きている間にどこかに書き残したいテーマを三つ挙げるなら、私にとっては「創作」「研究」「論考」だった。
このサイトを創ったのは2023年、画像生成AIやChatGPTが登場し、AIというフレーズが改めて氾濫しつつある時期のこと。世の中と、そして未来について書いてみたいことがいくつかあった。
それは創作という形を取って人の在り方を掘り下げようとするものであったり、研究として論理と証跡を経た分析であったり、論考として思いつくままに書き残す散文であったりした。
人生の初めに好んだものが空想であったことと、私自身が相対主義的な考えをしているからか。その手法は何か一つを専門的に掘り下げるというより、様々なアイデアの全体像を概念的に捉えようとするものが多かった。
生業とするには漠然とし過ぎている。趣味としてさえ特定の分野に当てはめにくい。
そんな折に「在野研究者(independent scholar)」という語を知った。色々と話題はあるようだが、なるほど。これなら「未来学」の一派生として、自分自身の行いを位置付けることができるかもしれない。
物語として創作すること。研究として論文を書くこと。思想として考えを巡らせること。私は、それらすべてを兼ね備えた表現のできる場を求めていた。
物語を、論文を、思想を。そしてその他のなにがしかを。それぞれの場に発表をする前にも後にも、ここには私のすべてを記せる。
在野未来研究室 - ZAIYA Future Studies Lab。
ここは、そのための拠点のつもりである。